唄の上手い下手は結局…後編
さて、前回の続きです♪
そんな完全な場違いな専門学校に入学してしまった僕ですが、入ってしまった以上、もう後には引けません‼︎
どうせ独りぼっちだし、こうなったら死ぬ気で練習してやろう‼︎と心に決めました‼︎
その学校は、各自に一つ個人練習部屋が与えられていたので、僕は学校に入って初めて触れたピアノをひたすら練習する毎日でした!
歌の方は、週一回のレッスンのみだったので、ほかの空いている時間は、とにかくピアノの練習に充てました。
僕はピアノのピの字も知らないど素人でしたから、見兼ねた校長が、『子供用のバイエル』を僕に与え、とりあえずこれをやっておけ‼︎と命令されたんです…
とにかく1人でほかにやる事もなかったので、なんとなくピアノも弾けるようになり、一応2年間で、ソナチネまではいきました♪
そして、肝心の歌の方ですが、ポピュラーヴォーカル科を作ったとはいえ、基本クラシックの学校ですから、習うヴォイストレーニングも『声楽』でした(笑)
『俺、ロックやりたいんですけど…』みたいな(笑)
まぁ、でもとにかく唄が上手くなりたい一心だったので、必死に喰らいつきました‼︎
で、僕にレッスンを付けてくれていた講師の先生は、元プロのミュージシャンでもあり、プレスリーやエルトンジョン、ビートルズなんかの楽曲も遊びでレッスンしてくれていたので、途中から、『お前はこういう方が好きだろ?』と言う事で、学校としても、ポピュラーヴォーカル科を作った手前、そっちで押してみよう!という事になりました(笑)
そもそも、プロのヴォーカリストを育てるって書いてたやん!(笑)
で、それからというもの、僕の大好きな布袋さんの楽曲や、日本の歌謡曲もレッスンが始まり、日に日に唄う事が楽しくなってきました!
1年経ったあたりから、僕の唄は見違える程良くなっていき、次第に学校での立場も、みんなから一目置かれるようになりました♪
そうなると、本来お調子者の性格の僕は、あっという間に、学生の中心人物となるのです( ̄▽ ̄)
今、思えば、あの2年間はホントに僕にとって貴重な経験となりました。
で、タイトルに戻りますが(笑)、結局のところ、唄が上手い下手、というのは、『声』が聴く人の好みがどうかだと思います♪
技術的に歌唱力がある…というのは、レッスンを受け、実践を積んでいけば、誰でもある程度のレベルには到達しますし、歌唱力があっても、ヒトの心に響く歌が唄えるかどうかは、また別の話で、歌唱力が無くても、いい声だなぁと思えば、その歌い手は、『いい歌が唄えている』訳で、結局は、聴く人の好みの声が出せるかどうかが大きなポイントになる気がします。
なので、もし唄が上手くなりたいと思われるのであれば、1度、自分の歌声を録音してみて、自分の目指す声質に近づけるようにすればいいと思います♪
ちょっと長くなってきたので、その方法はまたいつか…
では♪